イベントレポート

匠の夏まつり 2017

開催概要



匠の夏まつり2017「ビジネスをデザインする匠Method」
成功したビジネスのいろんなカタチ

開催日時

2017/07/05(水) 17:00 〜 21:00

会場

秋葉原UDX Gallery Next-3

スケジュール

16:30〜 受付開始
[17:00〜17:10] オープニング
[17:10~17:50] 食を通じた新たな価値創造・地方活性化へ向けて
[17:50〜18:30] 匠Methodによるプロダクトデザイン
[18:45〜19:15] デジタル化の成功率はこうやって上げろ!
[19:15〜19:45] 実践 匠Method はじめの一歩
[19:45〜19:50] 匠BusinessPlace サービス紹介
[20:00〜20:50] 未来の匠Methodの使い手によるパネルディスカッション
[20:50〜21:00] クロージング
[21:30〜] 懇親会

イノベーション事例

食を通じた新たな価値創造・地方活性化へ向けて

緊張感が高まると同時に期待も高まるオープニングPVが流れました。
今年の夏まつりのテーマは「成功したビジネスのいろんなカタチ」を各種事例としてお届けいたしました。
その中でも、IT企業でありながら飲食店で成功を収め、今では鳴門で食にかかわる共創プラットフォーム「THE NARUTO BASE」を立ち上げ、展開されているセカンドファクトリー大関様にイノベーション事例としてご登壇いただきました。

「価値ってなんだろう?」「イノベーションってなんだろう?」という問いかけから本論スタート。成熟期を超えた今、CX(Customer Experiense)駆動型(価値創造型)のビジネスへの転換を行った経緯を語っていただきました。
飲食店をやっていく中で日本の労働生産性の低いのはなぜ?と、飲食業界のKPIであるFLR(Food/Labor/Rent)を首都圏、地方と分析していくうちに、ITでは片づけられない問題が多いことに気づかれました。そして徳島に行って現場を見ることで多くの事実を目にされ、作物を効率的に作ることが課題ではないことを認識され、それを ICT/IoT を活用し「FARM TO TABLE」というコンセプトのもと、産地即加工++モデル(鳴門方式)を考案され、問題を同時並行的に解決されました。
非常にイノベーティブな活動をされているなあという感想でした。

飲食店向けのクラウドサービス「QOOpa(クーパ)」を開発、そして複数のクラウドサービスの連携サービス「SkyDream」、トライアルに海の家を行い、「極鶏(ごくちー)」のOPEN。
ご自身を「情熱ブルドーザー」と喩えておられましたが、セッション全体を通じて、まさに怒涛のサービスラッシュで聴講者も圧倒されていました。

印象に残ったのは「Break the Bias !」。匠Methodの導入により、日常でも使う「匠脳」を持ち、コタツモデルにより「想いを紡ぐ」。
これが成功のポイントだというお話でした。

とてもIT関連のイベントのオープニングとは思えないイノベーティブな講演で匠の夏まつりは一気に盛り上がりを見せました。
大関社長ありがとうございます!

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コンサルティング事例

匠Methodによるプロダクトデザイン(匠BusinessPlace 萩本、東洋ビジネスエンジニアリング 入交 様)

匠BusinessPlace 萩本と東洋ビジネスエンジニアリング入交様のリレー講演が始まりました。
匠Methodを活用したコンサルティングとはどんな感じなのだろう?という皆様の声にお応えしたセッションとなっています。

匠Methodは「みんなの嬉しいを自分たちで作り出せる」方法です。「嬉しい」という感覚的なものだからこそ価値が高く、また、スピーディに描いていく必要があります。
今回は地方自治体向けに作っている「自治体匠Method(仮称)」を例として、どのように匠Methodのモデルを作っていくのかということを基本モデルを中心にご説明しました。

プロダクトデザインという観点では、業務改善活動よりもToBe視点を強く持つ必要があります。
そこで使えるのが「未来価値デザインモデル」です。未来価値デザインモデルでは、未来を2つの意識で表現します。1つは現意識、1つは新意識です。
また、プロダクトである以上、ビジネスモデルは必須です。その場合にはビジネスモデル図を使って収益構造やロードマップを簡単に見える化します。これにより、より具体的にプロダクト戦略を作ることができます。

このような匠Methodによるプロダクトデザインにより生み出された製品が「mcframe IoT」です。
セッションの後半は、入交様から mcframe IoT の企画時のお話をして頂きました。途中途中、笑いが起きる非常に楽しいセッションでした。

mcframe IoT のモデリングでは特に「新意識」に対して苦労があったとのことでした。これは匠Methodを少しでも学んだ方なら共通の壁かと思います。
そしてもう1つ。「ポエマー」が育たないという問題に直面したということも「言葉が出てこない」と多くの方から感想を頂いているものです。
匠Methodは「心に訴える」を大事にしている方法論なので、その言葉づくりは非常に大切にしています。
「匠史上最も出来の悪いチーム」と卑下されていましたが全くそんなことはなく素晴らしい成果を生み出したと感動しました。

※本セッションの動画・資料は非公開です

コラボレーション事例

デジタル化の成功率はこうやって上げろ!

ユニリタ戌亥様による最新テクノロジーを活用したサービスの御紹介と、匠BusinessPlaceとのコラボレーションのポイントについての事例をお話しいただきました。

デジタル変革時代におけるシステム構築の場面で有効に活用できる「スマートコミュニケーションプラットフォーム」。
ポイントは「情報流通・リアクション・継続的な学習」のサイクルであり、これを様々な業種に展開をされているそうです。
そのうちの1つとして、昨年の「匠の夏まつり2016」で出会ったカラーズ様との介護業界における3社コラボレーションがありました。

昨今の流行である「デジタル変革」をどのようにうまく活かせるか、多くの企業の課題となっています。
いきなり多くのデジタル化を進めるのではなく、リーンスタートアップの考え方で、小さく速くをグルグル回すというのが重要です。
そのためには「企業内・企業間のインフォメーションフロー(血液)」「インテリジェンスな素早いリアクション(神経)」「継続的な学習」の3つを継続的に行うことでデジタル化の効果を高めるとのことでした。
匠Methodが提唱するビジネスアジャイルの考え方を別の視点(ビル・ゲイツの視点)で、事例を交えてご説明頂きました。

デジタル変革の肝になるのがデータです。成功率を上げるために、どのようなデータを使って価値を上げるかということを匠Methodの価値分析モデルで表現しました。
そして、継続的デリバリを使って、実現の検証を行いながら継続的に学習をしていく必要があります。
ここで、匠Methodで価値からデザインして絞り込んだデータの判断などが使えるというお話でした。

ユニリタ様の「スマートコミュニケーションプラットフォーム」では、プラットフォームにあたる「CloudGear」、中間層にあたるマイクロサービス群、ドメインごとの Web サービスの3階層で構成されています。
認証や ID 管理、外部接続(OAuthなど)やサービス課金などがパーツ化されているので、アイデアを組み合わせでどんどん実現していける仕組みとなっています。
是非良いアイデアがありましたらご利用をご検討ください。

動画

資料

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社内活用事例

実践匠Methodはじめの一歩 ~匠BP社員による普段使い事例~

4つめのセッションは匠BusinessPlace の篠原と清水による社内活用事例です。
社員合宿でのモデリングでの気づき、また、今回の「匠の夏まつり2017」の企画モデリングについてお話をさせて頂きました。

匠BP社員が贈る身近な匠Method活用事例

リレー登壇の1人目は篠原による発表です。
主題は「ビジネスを実践するチームの活動をデザインする」で、社内での経験をもとに匠Methodを限られた時間でできるだけ効果的に活用する方法を話しました。

事例は「BSI事業部での合宿」です。
合宿では「まずモデル」ではなくディスカッションから始まります。いきなりモデルを作るようなことはしません。
その上で、価値デザインモデルと価値分析モデル、要求分析ツリーをどのように作っていったのか(1日で)というお話でした。
特徴的なのは価値分析モデルのカスタマイズで、ステークホルダーを個人名で挙げます。そして各ステークホルダーの下に書かれる価値の記述は、 本人以外が書いていきます。
その後、部門の目的との紐づけをして要求分析ツリーを作成します。
こうして作成された活動は、これから各自が活動していくものとなります。
そこまでデザインした後、部門が目指す姿として価値デザインモデルを作成し、1回目の合宿は終わりました。
そして半年後、2度目の合宿で振り返りを行いました。が、そこは匠BP社員なのでディスカッションの結果、準備していたアジェンダどおりには進まず、その場で変更。クリエイティブな組織にするためには?という議論を行い、よりレベルを上げた形で2度目の合宿が終了しました。
結論として、チームビルディングに大事なのはモデルではなくディスカッションであり、ディスカッションを円滑に行うためにモデルを適宜カスタマイズしていくのが良いという話でした。
篠原の話は、これまで匠Methodを学んできた方にとって、より気軽に使うための手順であり、自信が持てる内容だったと思います。

活動のコツをつかんで価値のデザインを線でつなげ

後半は清水による発表です。
主題は「プロモーション活動をデザインする」です。
テーマは今回の匠の夏まつり 2017。今日のイベントはなぜこのような形になっているのか、というネタばらし(笑)。
価値分析モデルでは「不参加者」というのがあるのが特徴的でした。この価値分析モデルからストリーミング配信のアイデアが出され、ニコニコ生放送での配信という新しい取り組みにつながりました。
活動の絞り込みまでは匠Methodで、以降はタスク管理ツールでプロジェクト管理がされています。
こうなることにより、1つ1つの活動の目的や意味がすぐに分かり、判断基準がぶれないという重要な効果が得られます。
これが価値から始める匠Methodが生み出す、業務の効率化だと思います。

動画

資料

匠の夏まつり2017 Session4資料 from takumibp

パネルディスカッション

次代を担う若者が匠Methodを語り合う

初の試みである若者によるパネルディスカッション。どのように出会い、どのように学んできたのか、そして今後どのように活用していくのか。
なんとパネラーは全員が初めての登壇。
興味深いお話がたくさん聞けて、一部では「史上最高に面白かったパネル」との評価を頂きました。

今回のパネルでは〇×札を使って盛り上げました。
「匠Methodを勉強したのは会社の指示だった」「実はイヤイヤだった」「今は前向きだ」といった質問で、会場内には笑いが起きていました。
みなさん最初は紹介だったり研修だったり、入り口はバラバラだったのですが、やってみると楽しく取り組めているという印象です。

コミュニティ活動としての匠道場、匠塾、匠女子会。ここではワークショップ形式でグループディスカッションの中で学んでいます。
匠道場ではビジネス企画の実践力訓練を、匠塾ではテーマに応じて3レベルのチームを組み、その中での「気づき」を重視しています。
匠女子会では、ビジネスというよりも生活に近いテーマを設定して価値からの思考を学んでいます。

話題は昨年12月に出版された匠Method本について。
匠Method本では、匠Methodの生まれてきた背景から、モデルの説明と作り方、事例が1冊にまとまっています。
ご興味を持たれた方はこちらから。


業務ではチーム内の議論における活用(空中戦を防ぐ)、社内の改善活動、社内システムの骨格作りなど、プライベートでは夫婦仲の話、子供の育成方針の話で盛り上がりました。
自分が匠Methodを紹介したはずなのに「匠Method的にアウトじゃない?」と煽られる一幕も(笑)

匠Methodでの難しいポイントは「価値デザインモデルがしっくりこない」「言葉がなかなか出てこない」「要求分析ツリーでの論理的な収束が難しい」といった声が上がりました。それに対して、匠道場師範代のアドバイスは「いきなり言葉を出そうとしないこと」「難しく考えないこと」。匠Methodはやはり楽しくやらないと良い成果が出ないので、気楽にやるのが一番ですね。
とにかくやってみて、その中での気づきで直していくという姿勢が大事だと思います。

QAタイムでは「ストーリーをもって物事を進められるようになる」といったお話が印象的でした。
個人としては「うれしいこと」を考えることができるようになった。また、その時間を共有できることがうれしく、それを実現していくのが魅力的というのも良いお話でした。

総括として、匠Methodを学んだことにより、思考や意識が変わり充実した時間を過ごせるようになってきたとのこと。
また、女性への普及、社内での普及を今後やっていきたいというのはありがたいお話でした。
登壇していただいた皆様、ありがとうございました!

動画

イベント全体を通して

今回の「匠の夏まつり 2017」は、100%社員が企画し、準備をし、実行をしたイベントでした。
参加者の皆様から大変好評を頂き、感謝の極みでございます。誠にありがとうございました。
新たな取り組みとして「アイデアボード」を行いました。その中で匠Methodアプリの提案が最多票を獲得しました。
秋葉原UDXにお越しになられた方、ニコニコ生放送でご覧になった方、そしてこのページを読んでいただいた方。
みなさまからの大いなる期待を感じ取りました。匠BusinessPlace一同、今後も邁進してまいります。
次回のイベントも是非ご期待ください!